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ホンダビートとカワサキKR250の整備・プチ改造の記録です LED工作もあります
 
2004年12月ごろ

スタンドSW症状:;走行中急激にエンジン回転が落ちるらしい。

原因:;スタンドをかけたまま走ると、エンジン回転が上がらないようになっていますが、この回路がいたずらをして、走行中急激に回転が落ちるトラブルが生じると思われます(経験はありませんが報告多数あり)。

対策:スタンドの横にスイッチをはずし回路を直結。このSW、単純にオン・オフをしているだけで、伸びた状態(スタンドを上げた状態)で通電します。

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2010年01月

外付けコック症状:停車中キャブがオーバーフローしガソリンが漏れる。キャブのフロート部をメンテしても治らないらしい(何のためのフロートとツッコミたくなる)。

原因:「負圧式フューエルコック」の不調で、停車中本来流れないはずのガソリンがキャブに流れ込み、オーバーフローを起こすらしい。

対策:ガソリン通路に、強制的にオフにできるコックを追加しました。このおかげで、燃料コントロールが手動で行え、始動時が楽になりました。

写真はわかりにくくて申し訳ありませんが、「燃料タンクとキャブの間に、市販品のフューエルコックを接続する」だけです。

この後、純正コック周辺のガスケットが入手可能ということがわかったので、フューエルコックを分解して改造しました。
詳細は フューエルコック手動ON・OFF化(オーバーフロー対策) を参照してください。

2010年10月

・ガソリン漏れなくなりました
・始動性向上しました


負圧バルブ式フューエルコックの使い勝手の悪い所

1.ピストンが動けばガソリンが流れてしまう・・・ フューエルコックが手動の時代は、始動時カブリぎみの時コックをオフにしてキックしまくったものですが、この技(?)が使えないのは痛い。
2.バルブ部が不良になると、燃料を止める術がない。

という訳で、フューエルコックの負圧バルブ部を働かなくして、手動で強制ON・OFFできるようにしました。

【その1】負圧バルブを働かなくする
 ・負圧ホースをはずし、キャブ側・コック側ともホースをはずした穴を塞ぐ 。

 これで、負圧バルブ部は常に閉じた状態になり、負圧バルブ部を経由してのキャブへのガソリンの供給は無くなります。

 極端な話、これだけで手動でON・OFFできるようになります。コックを「PRE」の位置にするとガソリンが流れますが、リザーブ分のガソリンも流れるのでガス欠=即燃料タンクからっぽ状態です。

【その2】リザーブの確保
 ・コックを止めているプレートの出っ張り部を削る(写真赤丸部)

カバーこれによりレバーが360度回転するようになります。本来行かない位置(KRの場合は上)に向けるとガソリンが流れます。これで、この位置が通常の「ON」、「PRE」の位置がリザーブ(通常の「RES」)と同じ働きをするようになります(下の図を参照してください)。


断面図


組み合わせ

改造前のガソリンの流れ(上図黒文字)
 ON:穴a→バルブ部→バルブ開→穴E(キャブへ)
 RES:穴b→B→A→バルブ部→バルブ開→穴E(キャブへ)
 PRE:穴b→B→C→穴E(キャブへ)

改造後のガソリンの流れ(上図赤文字)
 ONの位置:穴a→バルブ部 バルブが開かないため流れず つまりOFF
 RESの位置:穴b→B→A→バルブ部 バルブが開かないため流れず つまりoOFF
 PREの位置:穴b→B→C→穴E(キャブへ) つまりRES
 上の位置:穴a→A→C→穴E(キャブへ) つまりON

手動の場合「PRE」という概念は不要ですので、改造後にはあえて表記していません(混乱を避けるため)

これで、めでたく(?)リザーブも使える、手動式フューエルコックの完成です。


【その3】バルブ部を完全に塞ぐ
 ・自分の場合、負圧バルブ部のシールを交換しても漏れてきたので、バルブ部を完全に塞ぎました。
(以下、2011年04月11日追記)

カットこの作業をするためには、まず従来のバルブのOリングが入っている突起部分をカットしないとフタができなくなてしまいますので、もう後戻りはできません(笑) 覚悟を決めてから行いましょう。

私は、グラインダーで写真の赤い線の部分くらいまで削ってしまいました。


サラネジバルブはテーパがかかっているので、皿ネジの頭の部分をカットして、写真の2液性の接着剤で接着しました。

接着後、2年以上経っていますが漏れはないので、たぶんこの接着剤で大丈夫だと思います。

(すいません 追記途中です)





以下の写真は参考までに載せておきます
 シール説明



シール説明



周辺のパッキン類(2010年11月29日現在のデータ 価格は税込み)
 ・51039-003 タンクとコックの間 263円(参考写真:上段左)
 ・11009-1188 内部の穴が5つ開いてるガスケット(参考写真:上段中央) 263円
 ・92055-1085 レバーの回りに付けるOリング 189円(参考写真:上段右)
 ・92055-1664 負圧バルブ先端のOリング(最重要 参考写真:下段右) 74円

図および解説はKR250の場合ですが、たぶんON・OFF・PREのパターンがあるフューエルコックだと、同じような理屈だと思いますので参考になれば幸いです。



kraf.jpgKR250のエアフィルターは円錐形(えんすいけい)です。

純正部品は生産中止ですので、エアクリを改造するか、似たようなフィルターを探すか自作しなければなりません。


まずは、ちょっと厚めのボール紙で型紙を作ります。写真の型紙の左側がチョット欠けているのは技術的なものではなく、ただ単に紙が小さかったためで、本来なら普通の扇方(おおぎがた)でオッケーです。

スポンジを型紙に合わせてキレイに切るのはけっこう難しいです。加工精度が低いため、円錐形の下の部分のスキマが不安なので、ドーナッツ状のスポンジを作って押し付けてスキマがうまるようにしました。今回使ったスポンジは、ボンドG17で簡単に接着できました。

スポンジの選定ですが、いろいろ見て歩きましたが、スキマが大きすぎてチョット・・・というものや、なにしろA4程度のスポンジ一枚千円は高いよっ!・・・ということで、とりあえず家にあるスポンジ(マットレスの残骸)をスライスして薄くして試作しました(うーん、ホントにコレでいいかは疑問だけど、いちおう耐油試験もしました)。 当面はこれで様子見です。

2011年05月02日(月)

YZ80エアフィルター
YZ80のエアフィルターがKR250に使えるという情報を見たので、ゲットしました。

YZ80と一口に言っても年式がわからないので調べてみたところ、確認できた範囲では1994、1996~2001までが全部同じものでした(1995は不明)。

部品番号:4ES-14451-00
価格:2.961円(2011年05月02日現在)


合わせてみたところ、やや小さ目ですがフィットしました。装着した写真を撮ろうとしたんですが・・・湿式のフィルターって、最初からオイルがしみこませてあるんですね。知らずに普通に素手で扱っていたので、手がベトベトで撮れませんでしたスイマセン。

当然前回自作したフィルターを外すわけですが、不安たっぷりで開けてみたところ・・・いい意味で期待は裏切られました。

汚れはしているものの、原型はまったく崩れておらずまだまだ使えそうな感じ。今回購入したものと見比べても、手前味噌ながら「自分で作ったヤツのほうがキレイじゃん」という感じです。多少の手間はかかりますが、コスト面から見て「次回はまた自作でオッケー」という結論に達しました。


しかし、「値段は高くてもメーカーもののほうが当然信頼できる」という方は、YZ80のフィルターを試してみてはいかがでしょうか。

パーツリストパーツカタログを入手しました。

今までは、メンテをしたくても消耗部品が入手できるかどうか不明だったので、なかなか手がつけられませんでした。

カワサキはオンラインでパーツが検索できるので助かります。
http://www.kawasaki-motors.com/for_users/partscatalog/


部品番号を知りたい方がいらっしゃいましたら、掲示板またはメールにて連絡いただければ、出来る範囲でお調べしますのでご遠慮なく声をかけてください。

KR250スペック

車名および型式:カワサキ KR250A
車体番号    :KR250Aー004374
原動機の型式 :KR250AE型
初登録      :1987年(昭和62年)6月
乗車定員    :2人
用途等の区分 :軽二輪
タイヤ      正:F 100/90-16 54H  R 110/80-18 58H <2014年04月23日訂正>
             ↑
          誤:F 100/90-16 54H  R 100/80-18 58H
空気圧      :F 2.00 R 2.25(2名乗車時は2.50)
キャブレター   :Mikuni VM28SS×2
バッテリー    :電圧12V 容量4Ah(10HR) 
          正:YB4L-A(GSユアサ製) FB4L-A(古河製) (2013年08月07日訂正)
              ↑
          誤:YB4L-B(GSユアサ製) FB4L-B(古河製)
日時:2005年03月05日(土)~03月06日(日)(1泊2日)

場所:軽井沢ペンション シルバーストーン
    (住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町 長倉 2484-35)
    (電話:0267-46-2832)

コーク。バリントンネットを通じてのミーティングというのはこれがはじめてのうえ、憧れの世界チャンピオンに会えるということで、ご本人に会うまでは不安と期待でいっぱい。ちょっと早めにお昼過ぎにペンションに到着すると、オーナーの鈴木氏が笑顔で出迎えてくれました。

「コークさん、もうみえてますよ。」と挨拶もそこそこに応接室に案内されると、いらっしゃいました! KRの名前とタンデム・ツインを世界に知らしめたコーク・バリントン氏。

このミーティングのためにわざわざオーストラリアから来てくださったそうです。ここ軽井沢のミーティングの後、翌日は東京に移動してミーティング。その足ですぐに帰国という超ハードスケジュールにもかかわらず、嫌な顔一つせずにファンに接してくださいました。

穏やかで物静か、威張ったところなんかまったく無い紳士! ますますファンになってしまいました。


コークバリントンミーティングでは、カワサキバイクマガジンの方や、ミスターバイク創刊時の編集長の方などが、けっこうツッコンだ質問をして、コークさんの話だけでなく、元カワサキのレーシングチームの監督の鈴木さん(ペンションオーナー)、往年のカワサキライダー清原明彦さんの興味深い話がたくさん聞けました。

ミーティング後はサイン会&撮影会。

前述のように、嫌な顔一つせずに、延々とサインや撮影に応じてくれました。

コークさん、ホントにかっこよすぎです。


コークバリントン「みんなーっ、コークさんがKRに乗ったぞぉぉぉーっ!」
の声とともに、玄関で撮影会の始まりです。

誰かが差し出したカワサキのジャケットを羽織り、サービス精神満開! ここでも長時間にもかかわらず、ワンショット、ツーショット等などみんなのお付き合いをしてくださいました。

(写真説明)
コークさんの隣が鈴木さん(元カワサキのレーシングチームの監督 現ペンションオーナー)、前方が清原明彦さん。

鈴木さんは見てのとおり穏やかで、お話もおもしろい。
清原さんは、ずっと恐いイメージ(失礼)があったけど、気さくで楽しいかたでした。


コークバリントン寒い中、各自のデジカメの分だけ撮影に応じてくださいました。

写真は参加メンバーのごく一部です。(詳細はカワサキバイクマガジンに掲載されましたが、未購入)

この後、東京でのミーティングを終え、すぐにオーストラリアに帰国されたそうです。

みなさん、本当にありがとうございました。



会場のペンション シルバーストーンってこんな所

kr500ペンションの玄関を開けると、いきなりKR500が歓迎してくれます!

希望とあらば、跨って記念写真も撮らせてくれます(今回は撮っていませんが)
・・・っと言っても、他人様の所有物なので、マナーとして許可を頂いてからお触りしましょう。

これだけでも興奮ものなのに、建物の中には、特に展示用に物々しいいでたちをするわけでもなく、無造作(?)にお宝がゴロゴロしています。


ヘルメット実際にレースで使用されたヘルメットも数点。

本当はもっとたくさんあって、交友が深かったあの「バリー・シーン」のもの他いろいろあったみたいですが、日本に帰国する際誰かにあげちゃったらしい。

「ペンションをやることが決まってたら、持って帰ってきたのになぁ・・・残念!」 とオーナーの鈴木氏談。


カウル

写真はお宝のごく一部。バイクやレース好きにはたまらない空間です。

料理も豪華で美味しくて、食べきれないほどの量。

このミーティング以来訪ねてないので、また是非遊びに行きたいです。